猫を飼いたい人へ。
猫を飼いたい人へ。。。
かわいいから、撫でたいから、インスタで注目されたいから…
などの軽い気持ちでペットショップに行こうとしていませんか?
そして飼ってみたらお世話が大変だった、懐かなかった、部屋を荒らされた…
などの理由で猫を捨てる人が後を絶ちません。
猫はお人形でも家畜でもありません。
その時だけの気持ちで行動せず、猫を飼いたいという明確な意志を持つことはもちろん、猫の特性や飼い方、 飼う前にするべきことなど事前によく調べて、よく考えてから行動するようにしましょう。
猫を飼う前に確認すべきこと5つ!
1.猫を受け入れられる体質か
まずは猫アレルギーではないかチェック。
猫は好きだがアレルギーなので飼えない、という人は多いです。
お互い悲しい思いをしないように、必ず医師に調べてもらってください。
もしもアレルギーであっても、症状が出ない人もいますので、ここで諦めてはいけません(笑)
そこで次に、猫カフェで実際に猫まみれになってみましょう。
具合が悪くなったりしないか、また、本当に猫が好きかを確かめます。
見る分にはかわいいが、いざ猫と触れ合ってみるとちょっと無理かも…
なんてこともあるので、冷静に確かめてみましょう。
2.生活費
猫問題をクリアしたら、次に考えるべきことは、お金です。
一生猫のためにお金を貢げるか。
猫本体の費用、食費、生活用品、医療費、保険料、葬儀代、など。
事前に何にいくらかかるか、しっかりと調べましょう。
ちなみに私の場合の初期費用は¥63,244でした。
↓その内訳です。↓
- 保護猫の譲渡費用¥30,000
- 生活用品や家具など¥28,028
- 保険料¥2,840
- 健診¥1,080
いかがでしょうか。
この金額は高いと思うでしょうか。
もちろん安くはないでしょう。
必要なものと、こだわりたいものにはお金をかけ、妥協しても良いものや、現段階では何とも言えないものは安く済ませたり、後で買い揃えたものもありますので、まあ妥当かな、と私は思っています。
もちろん、ここまでお金をかけなくても十分な生活ができると思います。
最低でも¥4,000+猫本体の費用、くらいあれば必要最低限のものは揃います。
詳しい内訳は、また後ほどお話しますね。
⚠️ここで注意することは、予期せぬ出費があるはずなので、予算より大目にお金を用意しておくことです。
せっかくはりきって色々な猫用品を買い揃えたものの、猫様のお気に召さずに買い替える羽目になることはザラにあります。
特に、ご飯や爪とぎは頻繁に買い替える可能性大なので、覚悟しておいた方がいいです。
あと、万が一の病気や怪我、事故で病院のお世話にもなり、想像以上に医療費がかかることもあります。
猫次第で年間の生活費は大幅に変わってきますので、日頃から少しずつでも貯金をすることを強くオススメします。
猫用の口座を作って、定期預金で貯めると安心ですね。
一般には、生涯で90万円はかかるといわれています。
3.ペットOKの家に住んでいるか
これも必ずクリアしてください。
ペット不可の家なのに内緒でペットを飼っても、必ずバレますし退去か猫を手放すかを迫られてしまうこともあります。
ペットOKであることが絶対ですが、条件(小動物のみ可とか)や制限(〇匹まで、とか)がある物件もあるので、大家さんへ問い合わせてみましょう。
4.家族の意見は
これも欠かせないことです。
家族全員に、
- アレルギーはないか
- 猫嫌いではないか
- 一緒にお世話をしてくれるか
- かわいがってくれるか
を必ず聞いてください。
特にお世話してくれるか、は大事な項目になります。
自分がいない時に猫に異変があっても対応できるよう、
家族全員が猫のことを把握するように協力してもらえると、猫も安心です。
5.本当に最期までお世話できるか、幸せにできるか
猫は愛護動物であり、終生飼育が義務づけられています。
責任を持って最期のときまで面倒を見られるか、放置したり、叩いたり、おしおきをしたり、捨てたり、殺したりなどはせずに、
猫を幸せにすると誓えるか。
もう一度、自分の意志を確かめてください。
これらを守らないと、『動物愛護法違反』とみなされ、罰金や懲役をかせられることがあり、
猫社会でも人間社会でも信用を失ってしまいますので、絶対にやめてください。
猫を迎える準備
どんな猫を飼うか
これらの条件を全てクリアして、やっと「猫を飼うぞ!」と決意することができます。
さて、どんな猫を飼いたいですか?
- 子猫or成猫
- オスorメス
- 1匹or複数
- 種類は?
それぞれの特徴を調べ、飼いたい猫の候補を絞りましょう。
子猫はとにかくちっちゃくてコロコロとしてかわいいですが、人間の赤ちゃん同様に、いちからしつけをする必要があるのと、急激に成長する反動で体調を崩しやすいため、常に誰かが見てあげられる環境が欲しいところです。
また、子猫の時期は、ほんのわずかです。
大きくなった途端に愛情が冷めて捨ててしまうという意味不明な人もいるようなので、かわいさだけを理由に飼うのは危険です。
どこで猫を手に入れるか
猫は、以下の4つの方法で手に入れることができます。
- ペットショップで買う
- ブリーダーから買う
- 保健所やボランティアから譲ってもらう
- 野良猫や捨て猫を拾う
ペットショップとブリーダーからは、純血種の猫を買うことができます。
逆に、雑種である三毛猫は買えません(純血種の中には三毛柄の子もいますが)。
また、ブリーダーの中には、粗雑な環境で猫を繁殖させて儲けようとする悪質な者もいるので、よく調べて検討しましょう。
猫を買う場合は、種類によりますが30~40万円ほどかかります。
オススメなのは、保健所やボランティアから譲ってもらうことです。
前に書きましたが、譲渡費用0~3万円ほどで譲ってもらえます。
譲渡条件はありますが、人馴れしている子は多いし、しつけがしやすいし、なにより殺処分の危機の猫を救うことができるので、デメリットは少ないでしょう。
詳しくは、過去の記事「保護猫の里親になるということ」をご覧ください。
https://cafe-and-mocha.hatenablog.com/entry/14177822
野良猫や捨て猫を拾うことのメリットは、やはり、不幸な猫を救うことができるのと、
費用がかからないということです。
ただ、外にいたので、病気や怪我をしている可能性が高く、寿命は短いかもしれません。
ここで注意すべきことは、誰かの飼い猫か、地域で管理している猫の可能性があるので、必ず近所の人に確認を取ってください。
地域猫の場合は、管理している人に引き取っても良いか相談をしましょう。
生活用品を揃える
猫を飼うことが正式に決まったら、早速迎え入れる準備をしましょう。
前述のように、生活用品は最低でも¥4,000円は必要です。
中でも必須アイテムは、ごはん、トイレ、爪とぎ器、キャリーケースです。
あとは、脱走防止策として、窓や玄関に柵かフェンスをつけると良いでしょう。
それ以外の食器、ブラシ、歯ブラシ、爪切り、ベッドなどは、家にあるもので代用ができるので、後から徐々に買い揃えてもOKです。
猫用品の中で特に高額になりやすいのが、ケージです。
普通に買うと¥7,000~数万円しますが、ケージはレンタルできるところがあるみたいだし、私のマンションではペットの会員があり、そこでペット用品の無料譲渡が行われています。
あるいは、フリマアプリでも、ペット用品が激安で売っています。
そういったものを利用すれば、かなりの費用を浮かせることができます。
⚠️注意
ケージを百均のフェンスを組み立てて作る、という人もいますが、
私はオススメしません。
子猫なら大丈夫と思っても、すぐに成猫になりますし、成猫の体重は4kgはあります。
百均のフェンスは、耐重量が1~3kgなので、破損し、猫が怪我をしてしまう危険性があります。
もし手作りして節約するなら、ホームセンターなどで頑丈なフェンスを買ってください。
そして、お米の袋などをやや乱暴に乗せてみて、壊れないか、しなり具合はどうかなどを確かめてから猫を迎えましょう。
逆に、脱走防止用フェンスは百均の手作りでも充分です。
参考までに、私の初期費用の内訳の詳細を書きます。
どこを重要視しているか、見てみてください。
食費 ¥4,845
(ドライ400g ¥822、
ウエット85g×12個 ¥2,028、
ちゅーる14g×50本 ¥1,995)
…ごはんはボランティアから指定されたもの、
おやつはちゅーるがメイン。
食器 ¥2,656
…飲み食いしやすい足つきのボウル。
食事は妥協できないので1番お金をかけている。
爪とぎ器 ¥1,980
…ボランティアからは、縦型を指定された。まあ安い方。
爪切り ¥980
…スタンダードなもの。百均だと切れ味が悪い。
シャンプー ¥108
…百均。液体だと絶対使いきれないと思ったのでシートタイプにした。
トイレ ¥1,728
…まあ安い方。スタンダードな形。
トイレ砂 ¥2,376
…ボランティアから、鉱物タイプを指定。
高いけど消臭力が半端ないし砂埃が立たないので最高!
ケージ ¥6,800
…フリマアプリで購入。足場が心もとないので補強した。
キャリーケース ¥2,800
…安い。ハードタイプなら災害時も安全。横も上も開けられるので楽。
ベッド ¥3,240
…相場の値段かな?アゴ乗せできるものにした。
寝顔のためなら妥協しない。
首輪 ¥1,296
…相場の値段。迷子札をつけるために買った。
ペット保険 ¥2,840
…医療費の負担額がグッと減るのでぜひ加入を!
ねこのきもち年間購読一括払い ¥12,216(毎月支払いだと¥1,111)
…猫の知識や最新情報を得るのは大事なこと。医学が多めで嬉しい。
保護猫譲渡費用 ¥30,000
…ボランティアの活動資金は、この比ではない。
私は、食事、トイレ、保険など、健康に直接関わるものは上質なものを買い、それ以外は安めに済ませています。
特に、この時点ではおもちゃやキャットタワーなどの
遊具は買っていません。
初日の猫は遊びどころじゃないだろうから、後で買い揃えよう、と思いました。
結果、おもちゃはねこのきもちのふろくでついてきたのでOK。
キャットタワーも、うちには何故かダンボールが多くて、それを階段状に積んだら大喜びなので、買わずに終わりました。
初期から買い替えたのは、ごはんくらいで済みました。
ごはんは、その時の猫の年齢や健康状態、体質によって変えることがあるのでケチってはいけません。
現に、うちの子は今、医療食に切り替えています。
猫を家に迎える
初日の注意点
準備が整ったら、いよいよ猫様の御成です!
だけど、ここでワクワクする気持ちを抑えてください。
猫は、初めて見る景色に、とても緊張しています。
初日は、猫が家に慣れるまで、そっとしてあげてください。
慣れない環境にキョロキョロ、ウロウロ。
初日の夜。疲れてぐっすり眠ってしまいました。
家に慣れるまで、猫によって1~5日(もっとかかる子も)くらいかかります。
慣れてくるまではソワソワウロウロしますので、無理に構わずに優しく見守ってあげてくださいね。
動きが落ち着いてきたら、少しずつ撫でたり、しつけや遊びを教えていき、家での生活に適応できるようにしていきましょう。
猫と仲良く暮らして、愛する!
猫との生活は、大変なことも多いけれど、愛情を持ってお世話をすれば、猫もそれに応えてくれます。
それがとんでもなくかわいくて、毎日癒しとかけがえのない贈り物をくれることでしょう!
家族の一員として、猫を幸せにしてあげてくださいね!